2020年9月に入ってから、ベトナムではコロナ新規感染者の報告も毎日0〜数人程度と落ち着きをみせております。ベトナム全土のコロナ感染者累計は1063人、死者は35人、回復者931人(9月15日現在)となっております。
しかし、ここベトナムでは毎年熱帯性の伝染病の「デング熱」が流行します。ハノイは特に雨期(8月から9月にかけて)に流行します。ハノイの雨期は一日中雨が降るという感じではなく、数日おきに1時間程度雨の激しい雨が降る感じです。雨が降ると道路は冠水し、いたるところに水溜りが出来るのでこれがデング熱を媒介する蚊の発生が原因と言われています。
デング熱とはウィルスを保有している蚊に刺されることにより感染、発症する病気です。通常2〜14日の潜伏期間を経て、38度から40度の発熱を伴う激しい頭痛や関節痛、発疹などがあらわれるそうです。潜伏期間も症状もコロナに似ているのが特徴です。またこの感染症もコロナ同様ワクチンがありません。
ベトナムでは毎年およそ20万人が感染して、死者は30人前後出ています。死亡率は現段階でコロナよりも低いですが、英語で「Break-bone-fever」「骨を折る病気」と言われ感染するとインフルエンザと同じように辛い症状になります。
弊社の施設でも予防のため、殺虫剤を散布するなどの対応をしていますが、ここ最近でまわりでちらほらデング熱に感染したという情報を聞いております。ベトナムへお越しの際はこのあたりの情報にも注意していただければと思います。
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