ベトナムハノイ市の新型コロナ感染症の状況

7月末からハノイは通行規制と外出規制を行っていました。この通行規制と外出規制はどんなものかというと、ハノイ市内では数百か所に検問所がおかれ、通行が制限されました。自分の住んでいる地域から勤務先まで移動する場合、通行証が必要で公安に会社単位で申請して発行してもらいます。会社の業務内容や従業員の業務内容によって外出して良い日が割り当てられ、通行証に記載されます。通行証はA5サイズで大きなQRコードが印刷されています。このQRコードを検問所で離れた場所(2mくらい)から読み取れるために大きく印刷されているようです。

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ベトナムの感染症いついて~コロナ感染症とデング熱

2020年9月に入ってから、ベトナムではコロナ新規感染者の報告も毎日0〜数人程度と落ち着きをみせております。ベトナム全土のコロナ感染者累計は1063人、死者は35人、回復者931人(9月15日現在)となっております。 しかし、ここベトナムでは毎年熱帯性の伝染病の「デング熱」が流行します。ハノイは特に雨期(8月から9月にかけて)に流行します。ハノイの雨期は一日中雨が降るという感じではなく、数日おきに1時間程度雨の激しい雨が降る感じです。雨が降ると道路は冠水し、いたるところに水溜りが出来るのでこれがデング熱を媒介する蚊の発生が原因と言われています。 デング熱とはウィルスを保有している蚊に刺されることにより感染、発症する病気です。通常2〜14日の潜伏期間を経て、38度から40度の発熱を伴う激しい頭痛や関節痛、発疹などがあらわれるそうです。潜伏期間も症状もコロナに似ているのが特徴です。またこの感染症もコロナ同様ワクチンがありません。 ベトナムでは毎年およそ20万人が感染して、死者は30人前後出ています。死亡率は現段階でコロナよりも低いですが、英語で「Break-bone-fever」「骨を折る病気」と言われ感染するとインフルエンザと同じように辛い症状になります。 弊社の施設でも予防のため、殺虫剤を散布するなどの対応をしていますが、ここ最近でまわりでちらほらデング熱に感染したという情報を聞いております。ベトナムへお越しの際はこのあたりの情報にも注意していただければと思います。

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