ハノイ郊外の工業高校を訪問してきました。

2022年5月、ハノイから車で40分くらいのところにある工業高校を訪問してきました。 ハノイから高速道路CT-01号線を南に車で40分のところにあります。学校のまわりは田園地帯で、ソンホン川のほとりにある小さな街にある学校です。この工業学校は16歳から18歳までの高等教育課程で電気、電子、食品技術、農業分野などを学ぶ工業高校です。学校には本校と分校があり、合計で1000人が一学年に在籍して、学生数は全体で3000人います。私が訪問したのは本校で、この場所では400人弱が寮生活を送りながら学習しているとのことです。

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タイグエン工業技術大学と中和石油の連携について

2020年9月29日のオンラインセミナーでご紹介したタイグエン工業技術大学についてさらに詳しくレポートします。2019年にMOU契約を締結してインターンシップの実習先として日本の企業を紹介出来ることになりました。 自動車工学部の実習棟での学習の様子 MOUの締結は2019年に実施しました。これにより日本国内の自動車関連作業のインターンシップ実習を最長1年実施することが出来ます。インターンシップは作成する実習計画に基づいて行います。技能実習とは在留資格が違いますが、仕事をする環境は似ていると思います。今回締結したMOUは有償インターンシップなのでインターンシップ生に給料が支払われます。 学生たちが大学の実習で使用する器具は最新のものではありませんが、綺麗に整理整頓されております。 教科書を見せてもらいましたが、トヨタの整備教本や中国の自動車工学の本を使用していました。どちらかというと、自動車短大や専門学校で学習する内容のようです。卒業後に整備工場やディーラーに就職することが多いようでより実践的な内容を学習していました。 自動車工学、機械工学の先生は22人いるとのことです。その半数は中国、ロシア、フランスの大学に留学した経験があるとのことです。 2019年に中和石油はインターンシップを受け入れるために面接を行いました。参加者は26名、合格者は4名です。彼らは日本にインターンシップで研修に参加するためにN4レベルまでの日本語を大学のカリュキュラムで選択することが出来ます。 面接に参加するときの日本語レベルはN5です。合格するとさらに4ヶ月N4レベルまで日本語を勉強します。在留資格の申請手続きをして、全員在留資格を取得することが出来て日本に渡航することが出来ました。 国土交通省は2020年9月、特定技能の試験を日本国内でも実施することを発表しました。現在はフィリピンでしか実施されていない試験を日本国内で受けることが出来るので彼らはインターンシップ期間中に自動車整備の特定技能試験と日本語JLPTN4に合格するために日々勉強しています。彼らが希望すればさらに5年間特定技能として仕事をすることが出来、またその5年の期間中に自動車整備3級、2級とステップアップ出来ます。最終的な目標をエンジニアとして日本で継続して仕事を続けることも可能になります。 インターンシップは自動車整備以外の職種でも学校の学部との繋がりでご紹介することが可能です。お問い合わせやご質問などAsia Human Gatewayで受付しています。

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ハノイ市西部の山岳地帯林業大学と中和石油の連携

2019年秋の視察の際、林業大学を視察しました。ハノイから車で約1時間の高原地にあります。学部長から大学についてのレクチャーをうけてから教室の見学をさせていただきました。ベトナムは木材の種類が豊富で、木材の材質の違いによって加工の仕方などを勉強されていました。卒業生の日本での就職希望者も多く、当社は特に住宅メーカーや建具製造会社などの求人に大学と連携してご紹介をしております。

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タイグエン工業大学と中和石油のMOU締結

2019年にハノイ北部のタイグエ省にあるタイグエン工業大学の自動車工学部と機械工学部の2学部でMOU(了解覚書書)を締結しました。ASIA HUMAN GATEWAY は2020年に第一弾のインターンシップ生として4名の自動車工学部の生徒を3月に1年間の研修のための派遣を行いました。1年間、日本の整備工場で専門的な実習を行い、スキルを身につけることを目的としています。インターンシップ研修修了後は一時帰国して、就職先の幅が広がるとともに日本で勤務した経験を生かしてベトナム国内の自動車関連会社への就職のほか、本人が希望すれば技能実習生として日本で労働するチャンスが広がります。 MOU締結の後、写真撮影をしました。 大学の実習施設や、自動車ディーラーの整備工場なども視察しました。

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