皆さん、こんにちは。
Asia Human Gateway札幌本部に勤務する菅田です。世の中は2年ぶりに制限のないゴールデンウイークを目の前にしてなんとなく、久しぶりの行楽を楽しむ雰囲気に満ちているようですね。一方で、回復傾向の事業に対応する人材・人手不足に苦労されている経営者の方が多いとも伺います。昨年12月より一時停止していたベトナムでのVISA発給が3月より再開し、ようやくベトナムとの往来が活発になってきました。今回はそんな渡航事情をお伝えさせて頂きます。
今現在(4月27日時点)、厚生労働省における新型コロナウィルス感染に対する「水際対策に係る新たな措置」では、日本に帰国・入国する際のワクチン接種の有無及びどの地域からの帰国・入国であるかによって入国後の待機期間等が変わってまいります。
- まず検疫所の宿泊施設での待機が必要な対象国・地域からの帰国・入国する方でワクチンを3回接種していない人は検疫所が確保する宿泊施設において3日間の待機を求める。宿泊所での3日目の検査に陰性であればそれ以降の待機を求めない、とあります。
- 次に対象国及び地域からの帰国入国者でワクチンを3回接種している人は原則7日間の自宅等待機を求めるが3日目以降に自主検査を受け陰性であればそれ以降の待機は求めない。
- 対象国以外・地域からの帰国入国者でワクチンを3回接種していない人は原則7日間の自宅等待機を求めるが3日目以降に自主検査を受け陰性であればそれ以降の待機は求めない。
- 対象国以外・地域からの帰国入国者でワクチンを3回接種している人は入国後の待機等を求めないとしています。
ここでいう、対象の国と地域は4月27日現在で、
ベトナム・パキスタン・エジプト・韓国・スリランカ・サウジアラビア・トルコ・ロシア全土となっています。
また、入国後の公共機関の使用を制限については、対象国地域からの帰国入国の3回ワクチン接種者と対象国以外の帰国入国者に関しては入国後24時間に限り公共機関を使用して自宅等への移動が可能になっています。一方、ベトナムへの入国は制限がありませんので日本から入国しても、待機等は求められません。
日本側の水際対策の措置が緩和・解除されるとコロナ前の日常の活動・移動が可能になり、これまでどおり観光・ビジネスでのベトナム行きが出来るようになりますね。このような状況で、入国再開後第一弾の技能実習生が入国した様子を横浜の妹尾さんが伝えてくれましたが、その辺も少々。
技能実習生等ベトナムから入国するには、まず日本において在留資格認定証明書を出入国在留管理(通称、入管)から交付を受けて証明書をベトナムの大使館・領事館へ提出してVISAの申請を行います。
【VISA。査証ともいわれ「上陸許可」のことですが、国内でも在留資格のこととして使われることが多いですが、正式には上陸許可のことです。】
さて、このVISAの申請がハノイの大使館とホーチミンの領事館で申請から交付までの時間に差があり現地でも中々苦労しています。大使館の方が格上のはずですが、どういうわけかホーチミンの領事館の方が交付まで早い。なんてことになっています。
そうして、時間が多少かかりましたが無事VISAが取れたら今度は航空券の手配です。やはり、長らく待って日本に向かう人たちで日本へ向かう便が取れにくくなっています。当然料金も高くなっていますね。
【5月に日本から現地に視察に行く予定ですが航空券の手配で苦労しているのもそのあたりの影響もあったりします。】
苦労して取れた航空券で晴れて日本へ入国の運びとなる訳ですが今、技能実習生に義務付けられている、入国後講習もその事情を反映し研修センターがどこも混みあっています。先日妹尾さんのレポートしてもらった10名も実はあの後、提携校に移動しまして研修を受けていますが、その提携校も満杯状態で7か国、80人超の技能実習生の中で講習を受けていました。先日様子を見に行ってきましたが、特に困っていることはなく元気そうでした。

【やはり日本は寒くダウンを着ていましたが】
今回は、ワクチンの接種による入国の際のポイントをご紹介しました。厚労省のホームページを毎日のように見て、更新されていないか?ベトナムが対象国から解除されていないか?とチェックしています。5月の視察研修、ご興味ある方はぜひお問い合わせ頂きましてご参加検討ください。
今回、Asia Human Gateway 札幌本部の菅田がお伝えしました。